真冬の京都に行ってきました。
寒いうえに雪に降られるかと心配でしたが、湿度が高くダウンコートが暑いくらいの日。
朝、早めに霊源院の門前に着いたけれど、すでに開門待ちで10人ほど並んでました。
"一休禅師が修行をし 今川義元が出家をした 五山文学最高峰の禅寺" というアオリが載っています。
入り口でまず拝観料を払い、続けて今回の特別拝観のために用意された御朱印・グッズ・お茶席のチケットを買えます。(帰りでも買えます)
院内(公開部分?)はわりと狭く、そこに書状・絵・像と密度が大変濃い展示。すべて撮影禁止。
ガイドの方が数人いて書状・絵・像の解説をしてくれます。
書状は何の書状かは説明が付いていたけれど、現代語訳は付いていないです。
お茶の順番が来たので茶室へ。
心得はないので言われた通り&人の真似で乗り切る。
千利休が考案したお菓子”ふのやき”と今川義元の馬印"赤鳥の落雁"
即、撮影していいか確認。お菓子は良いですよ、と。
周りの方も撮れるの嬉しがってたのでいい仕事しました。
多分院内で撮っていいのはこれだけ。(特別な展示中だから)
お茶もそれぞれに用意された頃にお坊さんが茶室に。
お茶の実を見せてくれました。
硬い殻を剥くとだいたい3つくらいの実が入っているそう。
手のひらに乗る焼き物の器に木に金を塗った蓋の容れ物に入れて。
蓋は元々の物ではなく何代目だかの住職が作った物らしい。
食べたらどんな味がするのか聞いてみたけれど、苦くて食べられないらしい。場に笑いを産んでしまった。
実と聞いたら食べてみたいでしょう?
お茶の実は建仁寺にたくさん落ちているよう。
ふのやきはむっちりとした皮に白あんの、現代でもそのまま通じるお菓子。
当時の作り方で作っているので味も昔からきっとこのまま。
千利休の茶席に呼ばれた人たちと同じ物を食べていると思うと気分が高揚します。
赤鳥の落雁は量産して売って欲しい。お土産にとても良いと思う。
お茶の器も古くから伝わる物や焼き物で有名な方が作った物らしい。同席の方はお茶を嗜まれているのかテンションが上がってらっしゃった。私はお茶に疎いので……。
ただ赤鳥の落雁はこれは何…?となってたので、今川義元の馬印ですって張り切って答えておきました。
同席の方と元々知っている事が違うので、知らない事を知れる楽しいひとときでした。
でも焼き物の作家の方の名前は忘れてしまいました()
茶室の床の間の掛け軸は足利七代将軍の絵でした。
十歳で描いたという。その後暗殺されてしまったという。
個人的に「この絵は今川義元も見た」というのが一番の聴きどころでしたね。
5月には甘茶を飲みに来てください、と。
釈迦の生誕の甘茶の行事のよう。
あとから霊源院のWEBサイト見たらお話してくれたお坊さんは住職の方ですね…
御朱印は今川義元と寿桂尼を。太原雪斎も買っておくべきだったかなーとちょっと後悔。
芳菊香も購入。
霊源院のTwitterによると、
"今川義元の幼名芳菊丸から芳菊香がお求め頂けます。霊源院の甘露庭の甘茶をイメージした甘い香りです。"
だそうです。甘茶はまだ頂いたことがないのでどのような香りかわからないのですが、いい香りのお香。大事に使おうと思います。
▼霊源院のお知らせツイート
明日2019/01/10から冬の旅の拝観が始まります。冬の旅の期間、霊源院で出家した今川義元生誕500年を記念して四種類の御朱印授与と、今川義元の幼名芳菊丸から芳菊香がお求め頂けます。霊源院の甘露庭の甘茶をイメージした甘い香りです。 pic.twitter.com/pww5OF7f0E— 霊源院 (@reigenin) January 9, 2019
霊源院!— Hisumi@ (@Hisumin3) February 3, 2019
当然のように来た( ◠‿◠ )
茶室にある足利七代将軍の描いた絵、今川義元も見たって坊主に説明されて興奮したね。仕方ないね。
赤鳥の落雁、勿体なくて最後の最後まで口に入れられなかった…速やかに量産して売ってほしい。 pic.twitter.com/ZpG5WnsFHi
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